会社を知る

「はかりのことを、忘れてもらえる」会社でありたい。

私たち恵藤計器は、「はかり」の販売や点検・メンテナンスなどを行う会社です。でも、私たちの本当の提供価値は、“はかり”という道具そのものではなく、それを使うお客様が「はかりの管理から解放される」ことだと考えています。

“はかり”は、私たちにとっては誇りある専門分野ですが、それを使うお客様にとっては業務のごく一部にすぎません。一方で、「正しくはかる」ことは、あらゆる業種にとって事業の土台となる大切なインフラです。普段は意識されないけれど、壊れたときには業務が止まってしまうような“縁の下の力持ち”の存在。
だからこそ、いざという時に困らないよう、私たちがすべてを担い、日々気にしなくてもいい状態にしてさしあげる。それが、私たちの役割であり、存在意義です。

創業から70年を超える歴史の中で、”はかり”の販売・点検・法定の定期検査・更新・機器の管理まで、すべてを一貫して対応できる体制を築いてきました。お客様との信頼関係を大切にしながら、次の世代のチームによる新しい挑戦も続けており、毎年、着実に業績を積み上げています。

「今いる人の代わり」ではなく、「これからの未来」をつくる採用へ。

私たちはこれまで、欠員が出たときに人を採用する、いわゆる「穴埋め型」の採用を行っていました。
しかし、現在は少しずつ経営に余裕が生まれ、社内にも人を育てる環境が整ってきたことで、「いい人に出会えたら、いつでも仲間に迎えたい」という、未来志向の通年採用へと変化していきたいと思っています。

この方法には、入社する方にとっても大きなメリットがあります。急な欠員を埋める採用では「即戦力」を求められることが多いですが、通年採用では「育成枠」としてしっかり育てていくことが前提です。たとえば営業職で入社しても、まずはサービス部で最長約1年ほど、メンテナンス業務を通じて“はかり”の基礎を学んでから営業に配属されるので、安心してステップアップできます。

また「張り付き研修」と呼ばれる、先輩社員とともに行動する研修を通じて、実践的に当社らしい現場作業の進め方やお客様対応を学ぶ機会もあります。このような機会を通じて、「迅速」「丁寧」「誠実」といった当社の強みが受け継がれ、お客様からのアンケートでも高く評価をいただいています。

「任される」ことで、人は育つ。
「みんなで経営」していく会社。

当社では、社員一人ひとりが自ら考え、動くことを大切にしています。
たとえば、現在進行中の社屋リノベーションのプロジェクトでは、「どんな職場が心地良いか」「どんな働き方をしたいか」を話し合うプロジェクトメンバーを各部から募り、メンバー主導で意見収集や議論を進めています。

採用も同じです。採用された方と実際に一緒に働く現場のマネージャーやリーダーたちに、面接や採用判断を任せています。みんなが「この人と働きたい」と思った人を、みんなで育てていくということ。私は採用が決まった後に、顔合わせとしてお会いするスタイルをとっています。

とはいえ、社長との距離が遠いわけではありません。普段からよく顔を合わせますし、年に2回は全社員の皆さんと私が1対1で面談する時間を設けています。「ここをこう変えたい」「ちょっと悩んでいる」など、直属の上司には言いづらいことも気軽に話せる場にしたいと考えています。業務の相談だけでなく、家庭や体調、人生観などについてもざっくばらんに話すことが多いですね。

仕事と人生のバランスを、自分らしく描いてほしい。

「営業としてバリバリ挑戦したい」という人もいれば、「家庭を大切にしながら働きたい」という人もいるでしょう。一見すると対極に見える考え方ですが、もう少し根っこの方を見れば、「人の役に立ちたい」「誰かに良い影響を与えたい」といった、同じような想いを持っているのかもしれません。

会社の目指す方向と、個人の大切にしたい生き方が“おおむね重なっている”としたら、それは素晴らしいことだと思います。
仕事＝人生である必要はありません。互いの「目指すもの」が交わるところを、一緒に探していきたいと考えています。

私たちは、これまでの経験や経歴、資格の有無を問いません。重要なのは持っているスキルよりも、物事にどう向き合うかという“姿勢”です。実際、当社の社員はほとんどが未経験からのスタートです。
私たちが大切にしているのは3つの姿勢――「素直さ」「誠実さ」「ひたむきさ」です。

• 素直さ：自分を飾らず、わからないことは「わからないので教えてください」と自然に言える姿勢
• 誠実さ：言葉と行動を一致させ、やると言ったことはやる、筋の通った姿勢
• ひたむきさ：与えられた仕事をただ“やらされる”のではなく、“自らの意志”として選び取り、自分ごととして向き合い続ける姿勢

この3つをお持ちの方は、きっと大きく成長していただけると信じています。会社と一緒に、あなた自身の未来もつくっていきましょう。お話できることを楽しみにしています。