日常点検の方法
はかりの正確さを確保するために、日常点検をしていただくことをお勧めします。
①電源を入れ、指示計の表示に異常(セグメント欠け等)がないか確認する。
②設定状態(水平)の確認
水平器を見て、気泡が円の中心にあり、はかりの設置状態が水平に保たれていることを確認する。
気泡が中心から外れている場合は、はかりのアジャスタを調整して水平器の中心に気泡が位置するように調節する。
各アジャスタが均等に設置され、遊んでいるものが無いようにする(4点式アジャスタの場合は、電子はかりにガタつきが無いことを確認)。
③はかりの載せ台や側面、周辺の汚れや異物の確認
計量皿やその周辺に汚れや異物が付着などしていないか点検する。付着している場合、汚れや異物が内部に入らないように注意しながらブラシ等で除去する。
④各ボタンを押し、動作を確認
⑤「ゼロ点」の戻り確認
ゼロボタンを押した後、分銅などの測定物を数回載せ降ろし、ゼロ(0g表示)の戻りを確認する。
⑥正確さ(器差)の確認
普段計量する荷重に近い重量の分銅を載せ、重量表示を確認する。さらにそれの1/2荷重の分銅を載せ、直線性を確認する。
⑦偏置誤差の確認
ひょう量の1/3荷重の分銅を、はかりの四隅に載せる。載せ台の中心と四隅での計量値の差が小さいことを確認
※「四隅」の位置は、載せ台の端と中心を結んだ線の1/2付近の位置
日常点検の結果は、記録を残しておくことをお勧めします。
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